【棕櫚箒】長柄箒一覧

長柄箒一覧画像長柄箒は全長が一番長く、両手で柄を持ち、真っ直ぐ立った姿勢で使う箒です。
長柄箒は畳やフローリング用の一番大きく長い箒で、両手で柄を持ち、真っ直ぐ立った姿勢で使います。 広い面積や、長い時間使っても疲れにくく楽に掃けます。
素材となる棕櫚材の違いから「本鬼毛長柄箒」「鬼毛長柄箒(タイシ長柄箒)」「皮長柄箒」の3種類があります。
長柄箒の幅は、本鬼毛長柄箒鬼毛長柄箒(タイシ長柄箒)は3種類(11玉・9玉・7玉)、皮長柄箒は2種類(9玉・7玉)あり、標準サイズは9玉。
11玉は広間の掃除向きで、7玉は昔から京都で好まれたサイズで、狭い部屋でも扱いやすい箒とされています。

■本鬼毛長柄箒


本鬼毛箒画像
昔から「一生に3本あれば足りる」といわれるほど長持ちし、 修理をしながら長く愛用されてきた棕櫚箒が「本鬼毛箒」です。
かつて、棕櫚箒のうち最も高品質で耐久性があるといわれた「本鬼毛箒」ですが、 ここ数十年は原料が入手できず滅多に作られなくなり、将来は製作不可能といわれていました。今となっては他に「本鬼毛箒」を製造している所はありません。
当店では、1本の箒を作るのに必要な数千本から一万本以上の「鬼毛(本鬼毛・タチケ)」という特別な棕櫚繊維を 1本ずつ手で抜き集める伝統製法を再現し、通常の鬼毛箒の数倍の手間と時間をかけて、一旦途絶えていた古来本来の「棕櫚本鬼毛箒」作りを続けています。


■「鬼毛長柄箒(タイシ長柄箒)」の製作も承ります


鬼毛箒(タイシ箒)画像
2017年以降は従来通りの「本鬼毛箒」「皮箒」に加えて、「鬼毛箒(タイシ箒)の長柄箒7玉・9玉・11玉」の製作も承ります。ここ数年の間に本鬼毛箒を作る職人は他にいなくなりましたが、上質な「鬼毛箒(タイシ箒)」を製造する職人も高齢となり減ってしまい、和歌山では当店以外に作っている職人は現在一人で、計2人だけとなっています。

【本鬼毛箒と鬼毛箒(タイシ箒)の違い】

「鬼毛箒(タイシ箒)」はここ数十年間は一般的に「鬼毛箒」の名で作られ流通している箒で、2012年以降に当店で製作してまいりました「本鬼毛箒」とは品質・製法が異なります。→詳しくはこちらの「鬼毛箒-鬼毛箒・本鬼毛箒・総本鬼毛箒の違い」についてのページをご覧ください。 一番違う点は主原料の棕櫚の品質で、「本鬼毛箒」の主原料は「1本ずつ手で選別し抜き集めた本物の鬼毛」で、「鬼毛箒(タイシ箒)」の主原料は「100%未選別の上質な棕櫚繊維」です。
鬼毛箒(タイシ箒)と本鬼毛箒比較画像 鬼毛箒(タイシ箒)と本鬼毛箒比較画像2

■主原料の違い「本鬼毛箒」

「本鬼毛箒」の主原料は「太く硬い上質な棕櫚繊維から、1本ずつ手で選別し抜き集めた本物の鬼毛(本鬼毛・タチケ)」ですが、箒の束の内側・芯には、ごく少量の未選別の太く硬い上質な棕櫚繊維(タイシ)も使います。 1本の「本鬼毛箒」に必要な鬼毛は数千本から1万本以上で、それを上質な棕櫚繊維(タイシ)の中から選別して手で1本ずつ抜き集めて作ります。「本鬼毛箒」はコシのある掃き心地で扱いやすく美しく、昔から「一生に3本あれば足りる」といわれる耐久性があり最上質の棕櫚箒といわれています。
棕櫚繊維すべてを手選別した鬼毛(本鬼毛・タチケ)で作る棕櫚箒には、別に「総本鬼毛箒」という箒があるのですが、これは「本鬼毛箒」の数倍の手間と製作時間がかかり価格も高くなりますので滅多に作られませんし、ご家庭用におすすめする箒ではありません。
同量の棕櫚繊維・鬼毛の比較「同量の棕櫚繊維・鬼毛の比較画像」→この画像について、詳しくはブログをお読みください(2017年1月23日の記事です)

■主原料の違い「鬼毛箒(タイシ箒)」

「鬼毛箒(タイシ箒)」の主原料は「100%未選別の太く硬い上質な棕櫚繊維(タイシ)」です。
「鬼毛箒(タイシ箒)」は鬼毛箒という名前ではありますが、実際には「1本ずつ手で選別し抜き集めた本物の鬼毛」を使って作られているわけではありません。未選別の棕櫚繊維のことを「タイシ」といい、上記の「本鬼毛箒」の芯にもごく少量ですが同じ上質な棕櫚繊維(タイシ)が使われています。 選別していない上質な棕櫚繊維(タイシ)には鬼毛以外の棕櫚繊維や多少短い繊維も多く含まれますが、元々いくらか本物の鬼毛(本鬼毛・タチケ)も含まれていて、皮箒と比較すると「鬼毛箒(タイシ箒)」は全体として繊維が太くコシもありしっかりとした掃きやすい箒になります。
上質な「鬼毛箒(タイシ箒)」は「本鬼毛箒」に次いで掃きやすく、長持ちするよい箒といわれています。
同量の棕櫚繊維・鬼毛の比較「同量の棕櫚繊維・鬼毛の比較画像」→この画像について、詳しくはブログをお読みください(2017年1月23日の記事です)

[耐久性の違い]

耐久性は、本鬼毛箒は昔から「一生に3本あれば足りる」といわれ20年以上(修理をすればそれ以上)といわれており、「鬼毛箒(タイシ箒)」は原料繊維の違いから本鬼毛箒ほどの耐久年数はないとされ15年程〜長くても20年程ではないかといわれています(箒の耐久年数は、ご使用状況や保管状況により大きく変わります)。

[使用感・見た目の美しさの違い]

掃き心地は、コシ・弾力のある本物の鬼毛(本鬼毛・タイシ)が主原料の本鬼毛箒の方が穂先にコシやバネのような弾力があり、「鬼毛箒(タイシ箒)」は本鬼毛箒ほどではありませんが「皮箒」と比べると穂先にコシがあり、いずれも掃きやすく使いやすい箒です。見た目の美しさは、双方を並べて見比べると、さすがに手選別の本物の鬼毛(本鬼毛・タイシ)が主原料の本鬼毛箒の方が美しく、穂先が綺麗に整っています。

[修理して長く使うことができます]

「本鬼毛箒」も「鬼毛箒(タイシ箒)」も修理可能です。もし多少傷んでも修理をして、穂先がすり減るまで長く使うことができます。


■皮長柄箒

皮箒画像
棕櫚「皮箒」は「江戸時代以前から」といわれるほど、 長く一般に愛用され続けてきた歴史のある箒です。
棕櫚の木から剥いた天然の棕櫚皮をそのまま幾層にも重ねて束ね、箒の穂先になるところだけをほぐすと棕櫚「皮箒」になります。
いま製作している箒は上質な皮だけを使っているので何年も長持ちし、穂先が厚く柔らかで、細かい埃も掃きやすく見た目も愛嬌がある姿。上質な素材のよさがいきた、畳やフローリング用の美しい室内箒です。

【棕櫚の皮箒は原則修理をしないで壊れるまで使い切る棕櫚箒です】
昔から皮箒は「室内用として傷んできたら外掃き用におろして使い、基本的に修理はしないで寿命が来るまで使い切る」ことを前提に作られています。もちろん使われている皮が新しいうちは、銅線や糸が切れたり柄竹が割れたら修理をしますが、通常は経年劣化した棕櫚皮自体を新しい皮に交換・差し替える修理はしません。
棕櫚箒の修理をしながら長く使いたいとお考えの場合は「本鬼毛箒」または「鬼毛箒(タイシ箒)」をお求めください。


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