和歌山のこちらの地域は台風は幸い何事もなく過ぎました。山陰地方や九州は大雨とのこと、案じています。まだ時折激しい雨が降っていますが、明日の和歌山は久々に晴れ間も出るという天気予報を見て、急遽、棕櫚繊維(タイシ)の下準備「…

棕櫚箒-本鬼毛9玉長柄箒の玉作りと鬼毛の選別
引き続き、【棕櫚箒】本鬼毛9玉長柄箒の玉(束)作りと、本鬼毛箒の原料となる鬼毛(本鬼毛・タチケ)の選別をします。

棕櫚箒-本鬼毛9玉長柄箒の玉作りと鬼毛の選別
【棕櫚箒】本鬼毛9玉長柄箒の玉(束)作りと、本鬼毛箒の原料となる鬼毛(本鬼毛・タチケ)を棕櫚繊維(タイシ)の中から1本ずつ選り分ける選別工程。 今日は台風が和歌山県も通過するので、対策と警戒をしながらの製作です。

棕櫚箒-鬼毛(タイシ)7玉長柄箒作り
鬼毛(タイシ)7玉長柄箒作り。あらかじめ毛ごしらえをした原料の棕櫚繊維(タイシ)で玉(束)を作る工程。自作の櫛を使って、規定の長さよりも短い棕櫚繊維をどんどん落としていきます。

棕櫚葉のハエ叩き
棕櫚で出来ている物、「棕櫚の葉で作ったハエ叩き」をご紹介します。棕櫚のハエ叩きは和歌山県だけの特別な物ではなく、昔は全国各地・各家庭で自作するなどしていたようで、よくご存知だったり作った事のある方も多いかもしれません。 …

棕櫚箒-茶釜洗い/ツリガネ型を作る
特殊な棕櫚箒(棕櫚タワシ)「茶釜洗い/ツリガネ型」を作ります。 茶釜洗いは、茶道具・水屋道具の一つで、茶釜の底を洗うためのタワシのような道具です。棕櫚皮で作ります。形が釣鐘に似ているので「ツリガネ型」とよばれています。 …

棕櫚箒-鬼毛(タイシ)9玉長柄箒作り
リネン色の蝋引き麻糸巻の、鬼毛(タイシ)9玉長柄箒の玉(束)作り。 蝋(ろう)引き麻糸はレザークラフト・革細工などに使われている美しく丈夫な糸です。あらかじめ蝋をたっぷりしみ込ませてある麻糸で、落ち着いた色調・独特の光沢…

棕櫚箒-鬼毛(タイシ)9玉長柄箒作り
鬼毛(タイシ)9玉長柄箒の玉(束)作り。まずは「小玉(しょうだま)」とよんでいる小さい玉を作ります。 9玉長柄箒の小玉は6つあり、他に箒両端の「耳玉(みみだま)」と中央の柄を付けた「柄付けの玉(えづけのたま)」とを合わせ…

鬼毛(タイシ)長柄箒作り
引き続き、鬼毛(タイシ)7玉長柄箒作り。足巻き部分はきつく銅線を巻いたら、作業台に固定した鉄板の上で叩いて平らに形を整えます。こうすると棕櫚繊維が締まって硬くなり強度が出ます。玉(束)が一揃い出来上がったら、棕櫚長柄箒の…

鬼毛箒(タイシ箒)の玉作り
鬼毛箒(タイシ箒)7玉長柄箒の玉(束)を作ります。鬼毛箒(タイシ箒)は、本鬼毛箒とは主原料が異なり、未選別の上質な棕櫚繊維を束ねて作る箒です。短い棕櫚繊維を取り除いた長い繊維を幾層か重ね束ねます。

昔の棕櫚箒(江戸時代)7-御煤掃/千代田之大奥/楊洲周延画/明治28年=1895年
江戸時代の棕櫚箒をご紹介します。江戸の上流社会で使われていた掃除道具が描かれている数少ない絵、江戸城本丸・大奥の「御煤掃」の絵の中に棕櫚箒が描かれています。 一番大きく細部まで描かれている棕櫚箒を拡大します。残念ながらや…

棕櫚箒-皮5玉手箒作り
引き続き棕櫚皮5玉手箒・特選を作ります。「アタマ」とよぶ、片手箒で一番大きく厚みのある玉(束)を作っているところです。棕櫚皮の一番良い部分がしかるべき場所にきているか、縛る前に確認しています。 ちなみに片手箒の場合、「ア…
