皮7玉長柄箒作り-コウガイを切る

皮7玉長柄箒作り-コウガイを切る

昨日に引き続き、皮7玉長柄箒(黒褐色麻糸巻)を製作。作業終盤、棕櫚の玉(束)をすべて刺し終えたら余分な長さのコウガイ(竹串)を鋏で切ります。コウガイはとても硬いので、植木鋏を使います。

ヒノキ柄(持ち手)の下準備

ヒノキ柄(持ち手)の下準備

棕櫚箒の柄(持ち手)素材は、伝統的に棕櫚箒の柄として使われてきた黒竹と、2012年から新たにラインナップに加えたヒノキの2種類があります。 ヒノキ柄(持ち手)は数本ずつまとめて下準備をします。ヒノキは奈良県吉野の業者さん…

寺社・護摩壇・祭壇用小箒の製作

寺社・護摩壇・祭壇用小箒の製作

昨日に引き続き皮小箒を作ります。「皮3玉達磨型箒・特上/護摩壇・祭壇用小箒」の製作。以前、あるお寺さんからの依頼で、護摩壇用として長年使われていたという棕櫚皮小箒を参考に、新しく護摩壇用小箒を作らせていただいたことがあり…

皮荒神箒(小箒)用の棕櫚皮選別

皮荒神箒(小箒)用の棕櫚皮選別

棕櫚皮荒神箒(小箒)を作るために、荒神箒(小箒)用の棕櫚皮を選別していきます。質・色・厚み・艶・傷の有無・長さなどをチェックしながら、どの種類の皮荒神箒(小箒)に適しているか、さらにそのうち何番目の玉(束)のどの部位に使…

引き続き鬼毛箒(タイシ箒)の玉作り

引き続き鬼毛箒(タイシ箒)の玉作り

昨日に引き続き、鬼毛箒(タイシ箒)9玉長柄箒の玉を作ります。銅線の巻き終わりはねじって留め、鋏で切ります。この時、ねじった銅線が数ミリ飛び出したままになるので、それを「ツッコミ」とよぶ道具で棕櫚束の中に押し込みます。 画…

鬼毛箒(タイシ箒)9玉長柄箒の玉作り

鬼毛箒(タイシ箒)9玉長柄箒の玉作り

鬼毛箒(タイシ箒)9玉長柄箒の玉を作ります。右手に持っているのは、弟子の頃から使っている自作のクシ。製作中に棕櫚繊維を整えるのに使います。師匠も自作していた道具で、鬼毛箒・本鬼毛箒作りに使います。持ちやすい形に切った木片…

本鬼毛箒の玉を作る-鬼毛を揃える

本鬼毛箒の玉を作る-鬼毛を揃える

鬼毛(本鬼毛・タチケ)を1本ずつ手で選別した際、大まかに毛先を揃えて集めますが、本鬼毛箒の玉(束)を作るためには、さらに選別・微調整しながら毛先・毛質を揃えていきます。枝毛や切れ毛のようになった鬼毛や白い色の毛なども除き…

棕櫚のはたきを作る

棕櫚のはたきを作る

棕櫚のはたき(ヒノキ柄)を作る。未選別の棕櫚繊維(タイシ)から鬼毛(本鬼毛・タチケ)を抜き取った後に残る細く柔らかい棕櫚繊維だけを使用。昔はこの「鬼毛を抜き取った後に残る細く柔らかい棕櫚繊維」を使って、棕櫚タワシを作って…

棕櫚に雪

棕櫚に雪

昨日からの雪が降り積もって工房横の棕櫚の木も雪化粧です。移住するまでは和歌山は温暖な気候というイメージがありましたが、ここは高野山に近く少し標高が高い山間地なので、和歌山市や白浜など沿岸部と比べると気温が低く積雪量も多い…

鬼毛など棕櫚繊維の比較画像

鬼毛など棕櫚繊維の比較画像

先日から新たに鬼毛箒(タイシ箒)の製作を承るとお伝えしましたが、まだ肝心の鬼毛箒(タイシ箒)の画像がありませんので(月末までには1種類は掲載できる見込みです)、「本鬼毛箒」や「棕櫚のはたき」などに使用する棕櫚繊維との違い…