鬼毛箒(タイシ箒)の玉作り

鬼毛箒(タイシ箒)の玉作り

引き続き鬼毛箒(タイシ箒)11玉長柄箒作り。パーツとなる玉(束)を作ります。これらは「小玉(しょうだま)」という玉です。 各小玉に足巻きをしていきます。11玉長柄箒なので小玉を8つ作ります。 棕櫚箒作りは師匠から受け継い…

鬼毛箒の修理・修繕とコウガイ削り

鬼毛箒の修理・修繕とコウガイ削り

鬼毛箒(他社製)の修理をしました。棕櫚鬼毛9玉長柄箒(タイシ箒)の竹柄が虫食いのため折れてしまったとのことで、竹柄の差し替えができないかとのご相談でした。画像1枚目のように、棕櫚箒を分解したバラバラの棕櫚の玉(束)の状態…

鬼毛選別と鬼毛箒(タイシ箒)の玉作り

鬼毛選別と鬼毛箒(タイシ箒)の玉作り

本鬼毛箒の原料になる鬼毛(本鬼毛・タチケ)の選別。未選別の棕櫚繊維束の中から本物の鬼毛を1本ずつ選び出し、長さ・質により数種類に分類しながら集め揃えていきます。本鬼毛箒1本分の鬼毛の選別をするにはとても時間がかかりますの…

本鬼毛箒の玉に足巻きをする

本鬼毛箒の玉に足巻きをする

本鬼毛9玉長柄箒の玉(束)作り。各玉に「足巻き」をします。足巻きの銅線を巻き終えたら、作業台に固定してある鉄板の上に乗せ、玄翁で叩いて平らに潰し形を整えます。 画像上部に写っている太針は「クジリ(千枚通し)」。クジリは、…

柄竹の下準備

柄竹の下準備

小箒・荒神箒用の柄竹を切り揃えます。画像下に写っているのは小箒・荒神箒用の棕櫚皮原料「マクリ」です。 私の棕櫚箒は受注製作なので、持ち手・柄は箒を1本作るたびにその都度1本ずつ鋸で引いて用意する事が多いのですが、小箒・荒…

棕櫚皮荒神箒を作る

棕櫚皮荒神箒を作る

仕上げ乾燥中の棕櫚皮荒神箒。棕櫚皮箒の穂先は、水で濡らしてから繊維状にさばく(ほぐす)ので、このように立てかけたり吊るしたりして仕上げ乾燥させます。 黒竹柄を付けた皮荒神箒3玉作り。画像右にたくさん写っているのが、小箒・…

本鬼毛長柄箒の柄付けの意匠

本鬼毛長柄箒の柄付けの意匠

引き続き本鬼毛9玉長柄箒作り「箒を合わせる」工程。持ち手の柄と棕櫚の境界部分を仕上げます。ここを「柄付け(えづけ)の意匠」とよんでいます。 柄付けの意匠は銅線と糸や棕櫚皮を組み合わせて、棕櫚鬼毛の切断面・小口や竹のクサビ…

本鬼毛荒神箒を作る

本鬼毛荒神箒を作る

短めの黒竹柄を付けた本鬼毛荒神箒5玉トサカ型を作ります。卓上用等の手元の掃除に使いやすいサイズの棕櫚小箒です。 小さいながらも本鬼毛長柄箒と同じ原料(手で1本ずつ抜き集めた本鬼毛・タチケ)・同じ技法を用いた本格的な棕櫚箒…

本鬼毛箒の玉作りと鬼毛選別

本鬼毛箒の玉作りと鬼毛選別

引き続き本鬼毛9玉長柄箒作り。棕櫚箒のパーツ・玉(束)作り。 画像左中央の銅製塵取りに入っているのが、棕櫚繊維束の中から手で1本ずつ選び出した本物の鬼毛(本鬼毛・タチケ)です。塵取りに入っているのは特に長く上質な鬼毛で、…

本鬼毛箒の玉に足巻きをする

本鬼毛箒の玉に足巻きをする

引き続き本鬼毛9玉長柄箒作り。玉(束)に一定の間隔で硬く銅線を巻き強度を高める「足巻き(あしまき)」をします。 足巻きは、棕櫚箒の持ち手(柄)と玉(束)をがっちり固定し、箒を丈夫で長持ちさせる役割があります。

本鬼毛9玉長柄箒を合わせる

本鬼毛9玉長柄箒を合わせる

引き続き本鬼毛9玉長柄箒作り。棕櫚繊維束から本物の鬼毛(本鬼毛・タチケ)を1本ずつ手で抜き集めるところからはじめ、時間をかけてバラバラに製作してきたパーツ・玉(束)を、完成品の棕櫚箒の形に組み立てる「箒を合わせる」工程に…

本鬼毛長柄箒の耳玉を作る

本鬼毛長柄箒の耳玉を作る

引き続き鬼毛の選別作業と本鬼毛9玉長柄箒の玉作り。 長柄箒の左右の一番端に付く厚く太い玉(束)「耳玉(みみだま)」をこしらえます。 本鬼毛箒の玉(束)は、あらかじめ1本ずつ手選別した鬼毛(本鬼毛・タチケ)を幾層か重ね、芯…