本鬼毛7玉長柄箒の耳玉作り。棕櫚箒の玉の内側の余分に長い鬼毛束をハサミで裁断します。この時、師匠をはじめ、鬼毛箒を作るかつての職人はハサミではなく別の刃物で切断していました。師匠は大きな枝切鋏を固定して使っていました。他…

鬼毛(本鬼毛・タチケ)の選別
鬼毛(本鬼毛・タチケ)を選別する工程。左中央の銅製の塵取りに立てて並べてあるのが、1本ずつ抜き集め選別した、特別太く長い鬼毛です。本鬼毛箒の表面・表から見える所に使う、棕櫚箒の顔になる繊維です。鬼毛は用途により、数種類に…

本鬼毛長柄箒の小玉作り
本鬼毛7玉長柄箒の小玉(しょうだま)作り。小玉は、長柄箒の両端の玉(束)と中央の持ち手を付けた玉以外の小さい玉のことです。11玉長柄箒には小玉が8つ、9玉長柄箒には小玉が6つ、7玉長柄箒には小玉が4つあります。 足巻きを…

鬼毛(本鬼毛・タチケ)の選別と玉作り
鬼毛(本鬼毛・タチケ)を1本ずつ選別し集めながら、本鬼毛9玉長柄箒の玉(束)作り。 一人での本鬼毛箒作りに挑戦して数年が経ちますが、本鬼毛箒製作時間の半分程を占める鬼毛(本鬼毛・タチケ)の選別作業は長時間続けると非常に疲…

鬼毛箒(タイシ箒)9玉長柄箒の玉作り
鬼毛箒(タイシ箒)9玉長柄箒の玉を作ります。右手に持っているのは、弟子の頃から使っている自作のクシ。製作中に棕櫚繊維を整えるのに使います。師匠も自作していた道具で、鬼毛箒・本鬼毛箒作りに使います。持ちやすい形に切った木片…

棕櫚を裁断する刃物「パン切り」
これは「パン切り」とよんでいる、棕櫚を裁断するための刃物です。町内の野鍛冶屋さんが作ったもので、10年近く前に熊手と一緒に譲っていただきました。棕櫚束はとても硬いので、「パン切り」を使い足で踏んで切断します。本来「パン切…

鬼毛の毛ごしらえ
今日は十日戎(とおかえびす)なので町内の神社で福笹(吉兆/きっきょう)をいただきました。 弟子の頃に毎年師匠とお参りした思い出がよみがえり1月10日は初心に返ります。 その後、本鬼毛の選別作業と毛ごしらえ。 仕入れたまま…