棕櫚箒-7玉鬼毛箒(タイシ箒)の玉作り

棕櫚箒-7玉鬼毛箒(タイシ箒)の玉作り

今日は十日戎(とおかえびす)なので町内の神社で福笹(吉兆/きっきょう)をいただきました。今の工房から車で30分程のところにある、弟子の頃に毎年師匠と歩いてお参りした神社に通っています。当時の思い出がよみがえり初心に返りま…

棕櫚箒-鬼毛箒(タイシ箒)の玉作り

棕櫚箒-鬼毛箒(タイシ箒)の玉作り

【棕櫚箒】鬼毛(タイシ)9玉長柄箒の玉(束)作り。画像1枚目は、玉の芯に少量入れる糯藁の芯を選び出すために、藁の葉やハカマを取り除いているところです。和歌山県橋本市で農家をしている親類が作った糯米の藁を譲ってもらっていま…

棕櫚箒-他社製の鬼毛箒の修理・修繕

棕櫚箒-他社製の鬼毛箒の修理・修繕

棕櫚鬼毛箒(他社製)の修理・修繕をします。修理の場合、ご依頼主の大切な思い出の品だったり、もしも直すことができれば子や孫に受け継いでほしいといった強い思いのこもったご相談が多く、加えて、長年使い込まれて損傷が大きかったり…

棕櫚箒-鬼毛9玉長柄箒を合わせる

棕櫚箒-鬼毛9玉長柄箒を合わせる

引き続き【棕櫚箒】鬼毛(タイシ)9玉長柄箒作り。バラバラに製作してきた棕櫚の玉(束)を完成品の鬼毛箒の形に組み立てる「箒を合わせる」工程。 今回は、合わせる工程の最後に長柄箒両端の太く厚みのある玉「耳玉(みみだま)」を作…

棕櫚箒-鬼毛箒の玉に足巻きをする

棕櫚箒-鬼毛箒の玉に足巻きをする

【棕櫚箒】鬼毛(タイシ)9玉長柄箒作り。各小玉(しょうだま)に、棕櫚箒の構造上重要な部分である「足巻き(あしまき)」をする工程。体を後ろに倒し体重をかけ、右手の白い引き紐で仮締めしながら銅線を硬く巻いていきます。

棕櫚箒-鬼毛箒=タイシ箒の玉作り

棕櫚箒-鬼毛箒=タイシ箒の玉作り

【棕櫚箒】鬼毛(タイシ)9玉長柄箒の玉(束)作り。鬼毛箒(タイシ箒)は、本鬼毛箒とは主原料が異なり、選別しないままの上質な棕櫚繊維を束ねて作る箒です。短い棕櫚繊維を取り除いた長い繊維を揃え、幾層か重ね束ね固く縛ります。 …

棕櫚箒-鬼毛箒の修理

棕櫚箒-鬼毛箒の修理

長らくおあずかりしていた鬼毛箒(他社製)の修理に取り掛かります。 他社製といっても、私の師匠の桑添勇雄さんが10年以上前に製作し京都の老舗箒店に納めた箒です。 私が弟子入りするよりずっと前に製作された箒で、師匠の話に出て…

棕櫚箒-鬼毛箒作りとしゅろの歌4

棕櫚箒-鬼毛箒作りとしゅろの歌4

引き続き【棕櫚箒】鬼毛(タイシ)9玉長柄箒作りと黒竹の下準備。 以下、10月23日から少しずつ掲載している地元に伝わる「しゅろの歌」の続きをご紹介します。今日は棕櫚葉の用途を紹介している部分です。 (「しゅろの歌」その4…

棕櫚箒-鬼毛箒作りとしゅろの歌5

棕櫚箒-鬼毛箒作りとしゅろの歌5

引き続き【棕櫚箒】鬼毛(タイシ)9玉長柄箒作りと黒竹の下準備。玉(束)を完成品の鬼毛箒の形に組み合わせる「箒を合わせる」工程。画像1枚目は、黒竹柄に棕櫚繊維を巻き、銅線と蝋引き麻糸で縛って固定しているところです。柄竹にあ…

棕櫚箒-鬼毛箒の玉作りとしゅろの歌3

棕櫚箒-鬼毛箒の玉作りとしゅろの歌3

鬼毛(タイシ)9玉長柄箒のパーツとなる棕櫚の玉(束)を作ります。意匠は、蝋引き麻糸(黒褐色)と銅線の組み合わせ。画像は、自作のクシで短い棕櫚繊維を取り除き、整えているところです。 町内の国道370号(高野山へ続く高野西街…