昨日から原料の棕櫚皮やタイシ（棕櫚皮をほぐしただけの選別前の棕櫚繊維）の整理をしていました。時々まとまった時間を使って原料整理をしないと、製作に必死になってばかりいると、どうしても工房内に棕櫚原料が大量に積み重なって作業…

【棕櫚箒】棕櫚皮7玉長柄箒の玉作り。画像1枚目は「耳玉（みみだま）」とよばれる玉（束）をこしらえているところです。耳玉は、長柄箒の左右両端の一番太く厚みのある玉のことです。 耳玉を厚く作るのは、長柄箒の両端の玉が、長年掃…

【棕櫚箒】棕櫚皮9玉長柄箒の玉作り。白い線のように写っているのは「引き紐」です。引き紐で仮締めしながら銅線を硬く巻いていきます。棕櫚を出来るだけ硬く縛るための伝統的な製法です。 引き紐の材質は、師匠が若い頃は麻紐やトワイ…

あらかじめ分類した棕櫚皮を手の届くところに山積みにして【棕櫚箒】棕櫚皮9玉長柄箒の玉作り。棕櫚皮は1枚1枚の個体差が大きく見極めが難しいこともあり、品質はどうか仕上りはどうか慎重に確認しながら製作を進めます。 以下、10…

【棕櫚箒】皮9玉長柄箒作り。すべての玉を合わせ終わったら、両端の「耳玉（みみだま）」を真鍮釘でコウガイ（竹串）に固定し、余分なコウガイを切り落とします。この後、丸鋲等で補強し仕上げ工程へ移ります。

引き続き、棕櫚皮箒（品質・特選）の原料となる棕櫚皮の選別。一枚ずつ広げて見ていきます。前掛けの上には棕櫚皮から落ちた棕櫚粉がたくさん付いています。 当店の棕櫚皮箒は仕上げ工程で棕櫚粉を出来るだけ除去してからお届けしますの…

棕櫚皮箒（品質・特選）の原料となる棕櫚皮の選別をします。 年々、品質・特選の皮箒に使える上質な棕櫚皮が手に入りにくくなり、今後も品質を維持したまま棕櫚皮箒の製作を続けていけるかどうか心配になり悩んでいたところ、地元の問屋…

【棕櫚箒】皮5玉手箒（品質・上）作り。 この皮5玉手箒（品質・上）は元々、学校掃除で子ども達が使うために私の師匠・桑添勇雄さんが考案した棕櫚箒です。シンプルな構造で作りやすく、しかも軽量で掃きやすいです。当時は「コウガイ…

引き続き【棕櫚箒】皮9玉長柄箒作り。バラバラに製作した玉（束）を完成品の棕櫚箒の形に組み立てる「箒を合わせる」工程。箒中央の黒竹柄にあらかじめあけた穴めがけて昨日削ったコウガイ（竹串）を通し、そこに順番に玉を叩き込み銅線…