短めの黒竹柄を付けた3玉の棕櫚皮荒神箒を作ります。卓上用等の手元の掃除に使いやすいサイズの棕櫚小箒です。 棕櫚皮製の荒神箒・小箒の原料は、「スエマクリ(末マクリ)」とよばれるサイズが小さく肉厚で美しい特別な棕櫚皮です。同…

棕櫚箒-皮5玉手箒作り
あらかじめ選別しておいた棕櫚皮をさらに吟味しながら、棕櫚皮5玉手箒・特選の玉(束)を作ります。後でこれら複数の玉を棕櫚箒の形に組み合わせた時に自然な佇まいになるように、棕櫚皮の色や質感などを揃えながら玉を作ります。

棕櫚箒-皮5玉手箒/上/ヒノキ柄を合わせる
ヒノキ柄を付けた皮5玉手箒(品質・上)作り。ヒノキの持ち手を付けた玉(柄付けの玉)に挿したコウガイ(竹串)に、残り4つの玉を順番に通し棕櫚片手箒の形に(組み)合わせます。組みあがったら次の工程、穂先になる部分だけを濡らし…

昔の棕櫚箒(江戸時代)6-笊売り/川柳絵本-新撰画本柳樽/渓斎英和泉 画/天保14年=1843年
江戸時代の棕櫚箒をご紹介します。「笊売り(ざるうり)」の絵の中に棕櫚箒が描かれています。この絵は渓斎英和泉画の川柳絵本「新撰画本柳樽」(天保14年/1843年)を元に、三谷一馬さんが再現・彩色し出版した「彩色江戸物売図絵…

棕櫚箒-皮荒神箒3玉/黒竹柄付を作る
短い黒竹柄を付けた皮荒神箒3玉を作ります。荒神箒・小箒の製法は、大きなサイズの長柄箒や片手箒と基本的には同じですが、原料の棕櫚皮が異なります。皮荒神箒の原料は当地域で「マクリ(スエマクリ)」とよばれる、幅が細く肉厚で美し…

棕櫚箒-皮5玉手箒作り
棕櫚皮5玉手箒・特選を作ります。あらかじめ選別しておいた上質な棕櫚皮の良い所だけを使って玉(束)を作ります。

棕櫚箒-皮長柄箒の仕上げと棕櫚皮の選別
棕櫚皮7玉長柄箒の仕上げ工程。画像は余分なコウガイ(竹串)を枝切り鋏でカットしているところです。 今回は少し思うところがあり、通常とは作業工程の順番を変えて製作しました。受け継いだ伝統製法を続けることにはこだわりがあるの…

棕櫚箒-皮長柄箒を合わせる
引き続き、棕櫚皮7玉長柄箒を作ります。パーツ・玉(束)に「足巻き」をし、完成品の棕櫚箒の形に合わせ(組み合わせ)ていきます。 意匠・玉を縛っている素材は蝋引き麻糸(リネン色)です。この蝋引き麻糸はとても丈夫で、銅線の場合…

棕櫚箒-本鬼毛長柄箒を合わせる/皮長柄箒作り
本鬼毛7玉長柄箒のパーツ・玉(束)を完成品の棕櫚箒の形に「合わせる(組み合わせる)」工程。「足巻き」をした玉をコウガイ(竹串)に通し、縛って固定していきます。 本鬼毛7玉長柄箒の仕上げ乾燥をしながら、続いて棕櫚皮7玉長柄…

子ども用の棕櫚皮5玉手箒作り
引き続き「皮5玉手箒・上(じょう)」作り。いつもは主に大人用の棕櫚箒を作っていますが、今日から製作しているのは「6歳以下の子が使う」とご依頼いただいた棕櫚箒なので、改めて色々考えながら製作していきます。 元々「皮5玉手箒…

皮5玉手箒の穂先を捌く
完成品の棕櫚皮手箒の形に組み合わせたら、穂先・床に当たる部分をほぐし自然乾燥させる工程に移ります。棕櫚皮箒の穂先をほぐし繊維状にすることを「捌く(さばく)」といいます。 画像1枚目の左が穂先をほぐす前の皮手箒、右が穂先を…

皮5玉手箒を合わせる
引き続き「皮5玉手箒・上(じょう)」の玉作りと、完成品の棕櫚箒の形に組み立てる「箒を合わせる」工程。 パーツとなる玉(束)をコウガイ(竹串)に順番に刺し、黒竹柄に銅線で巻いて固定していきます。 すべての玉を通し終えたら、…