【棕櫚箒】本鬼毛9玉長柄箒を合わせる(棕櫚箒の形に組み立てる)前に、コウガイ(孟宗竹で作った太い竹串)が黒竹柄にあけた穴に合う太さになるよう微調整します。 コウガイは穴よりも僅かに太く、玄能で強く叩き込まないと穴に通らな…

棕櫚箒-本鬼毛9玉長柄箒の原料の選別と玉作り
【棕櫚箒】本鬼毛9玉長柄箒作り。本鬼毛箒の原料となる本物の鬼毛(本鬼毛・タチケ)の選別をしながら、それを使ってパーツとなる玉(束)作りをします。 本鬼毛は、ほぐして棕櫚繊維にする前の棕櫚皮1枚の両端に5~10本程度ある特…

棕櫚箒-棕櫚箒の自然乾燥
このところ風邪気味でブログ更新を控えていましたので、今日は久しぶりの更新になりました。ブログを休んでいた間も製作風景は日々撮影していますので、後日、時間を遡って順番に掲載する予定です。(←休んでいた2月4日以降の記事は後…

棕櫚箒-本鬼毛9玉長柄箒を合わせる
バラバラに製作してきた【棕櫚箒】本鬼毛9玉長柄箒の玉(束)を、棕櫚長柄箒の形に組み立てる「箒を合わせる」工程。持ち手はヒノキです。 ヒノキ柄の先端の穴に貫通させたコウガイ(孟宗竹から削り出した太い竹串)の左右から一対ずつ…

棕櫚箒-ヒノキ柄の下準備と本鬼毛の選別
ヒノキ柄(持ち手)の下準備をします。鋸で必要な長さに切り、穴をあけ、全体に紙やすりをかけます。棕櫚箒ご依頼の際に「無塗装で」と指定がある場合を除き、仕上げに木材用のガラス質塗料(木の食器やお弁当箱にも使われる)を重ねて塗…

棕櫚箒-本鬼毛長柄箒の玉に足巻きをする
引き続き【棕櫚箒】本鬼毛9玉長柄箒のパーツとなる玉(束)作り。「足巻き(あしまき)」という部分を作るために、クジリ(千枚通し)を使って玉表層の鬼毛を1~2本ずつすくっていきます。 足巻きの良し悪しは、棕櫚箒の良し悪しと密…

棕櫚箒-本鬼毛9玉長柄箒の玉作り
引き続き【棕櫚箒】本鬼毛9玉長柄箒のパーツとなる玉(束)作り。1本ずつ選別・分類し揃えてきた本鬼毛・タチケを幾層かに重ね束ねて銅線で縛り、玉を作ります。画像左側の銅製の塵取りの中に立てて置いているのが、選別後の本鬼毛・タ…

棕櫚箒-本鬼毛の選別
引き続き【棕櫚箒】本鬼毛9玉長柄箒を作るために、原料となる本鬼毛の選別。左手の「選別していない棕櫚繊維(=タイシ)」束の中から、本鬼毛箒の原料となる本物の鬼毛(本鬼毛・タチケ)を1本ずつ抜き出し、分類しながら揃えていきま…

棕櫚箒-本鬼毛箒の玉作り
【棕櫚箒】本鬼毛9玉長柄箒のパーツとなる玉(束)作り。数日かけてタイシ(未選別の棕櫚繊維)束の中から1本ずつ選別・分類し揃えてきた本鬼毛・タチケを幾層かに重ね束ねて銅線で縛り、玉を作ります。縛った玉は玄翁で叩いて形を整え…

棕櫚箒-他社製の鬼毛箒の修理・修繕と本鬼毛の選別
昨日に引き続き、鬼毛箒(他社製)の修理をします。 いったん完全分解した玉(束)を修繕して縛りなおし、再び元の棕櫚箒の形に「合わせ」(=組み立て)ます。 画像は、ほぼ修理を終えて余分な棕櫚繊維を包丁で切断しているところです…

棕櫚箒-本鬼毛箒の原料になる本鬼毛の選別
【棕櫚箒】本鬼毛9玉長柄箒を作るために、本鬼毛箒の原料となる本鬼毛の選別をしていきます。左手の「選別していない棕櫚繊維(=タイシ)」束の中から、本鬼毛箒の原料となる本物の鬼毛(本鬼毛・タチケ)を1本ずつ抜き出し、分類しな…

棕櫚箒-本鬼毛9玉長柄箒を合わせる
昨年末から製作してきた【棕櫚箒】本鬼毛9玉長柄箒の玉(束)を、棕櫚長柄箒の形に組み立てる「箒を合わせる」工程。持ち手はヒノキ柄に、意匠は銅線と蝋引き麻糸(黒褐色)の組み合わせ。銅線と黒糸の組み合わせは私の師匠が好んで製作…