引き続き【棕櫚箒】鬼毛(タイシ)9玉長柄箒作りと黒竹の下準備。 以下、10月23日から少しずつ掲載している地元に伝わる「しゅろの歌」の続きをご紹介します。今日は棕櫚葉の用途を紹介している部分です。 (「しゅろの歌」その4…

棕櫚箒-鬼毛箒作りとしゅろの歌5
引き続き【棕櫚箒】鬼毛(タイシ)9玉長柄箒作りと黒竹の下準備。玉(束)を完成品の鬼毛箒の形に組み合わせる「箒を合わせる」工程。画像1枚目は、黒竹柄に棕櫚繊維を巻き、銅線と蝋引き麻糸で縛って固定しているところです。柄竹にあ…

棕櫚箒-鬼毛箒の玉作りとしゅろの歌3
鬼毛(タイシ)9玉長柄箒のパーツとなる棕櫚の玉(束)を作ります。意匠は、蝋引き麻糸(黒褐色)と銅線の組み合わせ。画像は、自作のクシで短い棕櫚繊維を取り除き、整えているところです。 町内の国道370号(高野山へ続く高野西街…

本鬼毛箒を合わせる工程としゅろの歌2
引き続き本鬼毛9玉長柄箒作り。バラバラに製作してきた玉(束)を鬼毛箒の形に組み立てる「箒を合わせる」工程と、穂先の棕櫚繊維を濡らし整える仕上げ工程をします。 以下、昨日から掲載している地元に伝わる「しゅろの…

棕櫚皮敷きの炭斗としゅろの歌1
引き続き本鬼毛9玉長柄箒作り。 台風21号、すごい雨でしたがうちの集落に大きな被害はありませんでした。しかし町内の国道370号(高野山へ続く高野西街道)が一部崩落し、しばらく全面通行止めとのこと。近隣の市や町にも被害の大…

棕櫚箒-本鬼毛の選別/棕櫚の鍋敷き
しばらく本鬼毛の選別工程が続きますので、久しぶりに棕櫚で出来ている物をご紹介します。棕櫚の鍋敷きです。 画像は、長年愛用していたワラやイグサなど植物で編まれた市販の鍋敷きを参考にして棕櫚で自作したものですが、同じような棕…

帰路
関東出張が無事終わりました。8月から咳が続いていたので体調不安もありましたが、和歌山に帰る頃には治まってきてほっとしました。 今回は和歌山県主催のイベントで人前でお話したり、出張修理したりと、はじめての貴重な経験をさせて…

棕櫚箒-本鬼毛7玉長柄箒の玉作りと鬼毛の選別
大分県日田市の重要無形文化財「小鹿田焼」の復興事業支援金ホームページへのリンクを掲載します。 昨年の熊本地震、先月7月5日発生した北部九州豪雨により被害があり、現在復旧に向け進んでおられます。 詳しい情報や最新情報は下記…

お知らせ-仕様変更/共柄型の小箒・荒神箒のクサビ
ご報告が遅くなりましたが、一部小箒をほんの少し仕様変更しましたのでお知らせします。(目立たないのでほとんど気にならない変更かと思います。) 2017年8月以降にお届けの共柄型の小箒・荒神箒(黒竹やヒノキ柄のない小箒)は、…

昔の棕櫚箒(江戸時代)9-「武家煤払の図」/19世紀/喜多川歌麿 画
江戸時代の棕櫚箒をご紹介します。先日は江戸時代(19世紀)の喜多川歌麿画「武家煤払の図」5枚1組のうちの3枚目に描かれた棕櫚箒をご紹介しましたが、今日は、同じ絵の5枚1組のうちの5枚目に描かれた棕櫚箒です。 大掃除中の女…

昔の棕櫚箒(江戸時代)8-「武家煤払の図」/19世紀/喜多川歌麿 画
江戸時代の棕櫚箒をご紹介します。先日ご紹介した楊洲周延画「千代田之大奥(千代田の大奥)」の「御煤掃」(明治28年=1895年)と同じく、年末の大掃除「煤払い」を題材にした絵です。 江戸時代(19世紀)の喜多川歌麿画「武家…

棕櫚葉のハエ叩き
棕櫚で出来ている物、「棕櫚の葉で作ったハエ叩き」をご紹介します。棕櫚のハエ叩きは和歌山県だけの特別な物ではなく、昔は全国各地・各家庭で自作するなどしていたようで、よくご存知だったり作った事のある方も多いかもしれません。 …