昨日からの雪が降り積もって工房横の棕櫚の木も雪化粧です。移住するまでは和歌山は温暖な気候というイメージがありましたが、ここは高野山に近く少し標高が高い山間地なので、和歌山市や白浜など沿岸部と比べると気温が低く積雪量も多い…

鬼毛など棕櫚繊維の比較画像
先日から新たに鬼毛箒(タイシ箒)の製作を承るとお伝えしましたが、まだ肝心の鬼毛箒(タイシ箒)の画像がありませんので(月末までには1種類は掲載できる見込みです)、「本鬼毛箒」や「棕櫚のはたき」などに使用する棕櫚繊維との違い…

引き続き本鬼毛箒の玉作り
昨日に引き続き本鬼毛7玉長柄箒/意匠:銅線と黒褐色麻糸コンビ巻の玉(束)を作る。蝋引き麻糸と銅線で束ねた本鬼毛を、クジリ(太い針)を使って1~2本ずつすくっていく工程。

鬼毛(本鬼毛・タチケ)の選別
未選別の上質な太く硬い棕櫚繊維(タイシ)の中から鬼毛(本鬼毛・タチケ)を選別する作業。鬼毛を1本ずつ抜き集め、揃えていきます。

本鬼毛箒の玉を作る
本鬼毛7玉長柄箒/意匠:銅線と黒褐色麻糸コンビ巻の玉(束)を作る。この銅線と黒糸コンビ巻は、師匠の桑添勇雄さんが作っていた棕櫚箒と同じ意匠。

棕櫚を裁断する刃物「パン切り」
これは「パン切り」とよんでいる、棕櫚を裁断するための刃物です。町内の野鍛冶屋さんが作ったもので、10年近く前に熊手と一緒に譲っていただきました。棕櫚束はとても硬いので、「パン切り」を使い足で踏んで切断します。本来「パン切…
今後は本鬼毛箒・皮箒に加えて「鬼毛箒(タイシ箒)」の製作も承ります
2017年1月19日以降は新たに、従来通りの「本鬼毛箒」「皮箒」に加えて「鬼毛箒(タイシ箒)」の製作も承ります。 2012年から製作してまいりました「本鬼毛箒」と、今回新たに定番商品に加えた「鬼毛箒(タイシ箒)」は名前や…
ホームページのメンテナンス
【お詫び】1月14日からホームページ(http://shurohouki.jp)のメンテナンス作業をしており、閲覧していただけない状態が続いています。 12月末にリニューアルしてすぐのタイミングで申し訳ないのですが、より…

足巻き
「足巻き(あしまき)」とよんでいる部分。棕櫚箒を形作るそれぞれの小さな玉(束)からは、「足巻き」とよぶ、銅線を短い間隔で規則正しく巻いた部分が伸び、持ち手の柄(え)に固定されます。「足巻きをする(銅線を等間隔に硬く巻き締…

熊手をかける
本鬼毛箒の仕上げ段階。「熊手(くまで)をかける」工程。右手に持っているのが「熊手」。穂先を水で濡らし、熊手を使って穂先繊維を整えます。熊手は昔から使われている棕櫚箒作りに必須の道具で、サイズは大中小あり、10年近く前に町…

コウガイを通す
昨日削ったコウガイ(太い竹串)を、黒竹柄を付けた棕櫚の玉(束)に通します。持ち手(柄)は、コウガイを通す部分にあらかじめ穴をあけておき、その上に棕櫚を巻きます。棕櫚を巻くと穴は見えなくなりますが、穴の位置は分かっているの…

棕櫚箒のコウガイを削る
棕櫚箒のコウガイを削る作業。コウガイは、規定の長さに切った竹をナタで割り、小刀で削り、火であぶって油抜きした太い竹串。完成品の棕櫚箒になるとどこに使われているか見えなくなってしまうのですが、長柄箒や手箒に使われています。…
