棕櫚のはたき作り。原料は、本鬼毛箒の原料となる本物の鬼毛(本鬼毛・タチケ)を抜き取った後に残る棕櫚繊維(二番毛ともよばれる)のうち、細く柔らかく艶のある繊維です。長さの足りない繊維を自作のクシで取り除き揃えます。 繰り返…

棕櫚箒-本鬼毛箒の原料になる本鬼毛の選別
【棕櫚箒】本鬼毛7玉長柄箒を作るために、引き続き、本鬼毛箒の原料になる本鬼毛・タチケを、棕櫚繊維(タイシ)束の中から1本ずつ抜き集め揃える選別工程。

棕櫚箒-本鬼毛箒の原料になる本鬼毛の選別
【棕櫚箒】本鬼毛7玉長柄箒を作るために、本鬼毛箒の原料になる本鬼毛・タチケを、棕櫚繊維(タイシ)束の中から1本ずつ抜き集め揃える選別工程。
![棕櫚箒-棒束子[キリワラ]の製作 棕櫚箒-棒束子[キリワラ]の製作](https://shurohouki.jp/apps/note/wp-content/uploads/2019/02/20190216_2_shurohouki_700_525.jpg)
棕櫚箒-棒束子[キリワラ]の製作
棕櫚棒束子(キリワラ=切藁)の製作。 原料は、標準からやや硬めの棕櫚繊維。 棒束子の歴史は古く、いわゆる「亀の子タワシ」が発明されるまでタワシといえば、このような棒状の形にワラや棕櫚など植物の繊維を束ねて作った棒束子のこ…

棕櫚箒-荒神箒・小箒類の製作と原料選別
1月末から引いた風邪をこじらせて、2月上旬は製作とブログ更新が滞ってしまいました。幸いインフルエンザではありませんでした。2月初旬は長柄箒の製作を予定していたのですが、熱が下がりいざ作り始めてみると、頭がぼんやりしている…

棕櫚箒-棕櫚皮5玉手箒作り
【棕櫚箒】棕櫚皮5玉手箒・上(じょう)作り。 おおまかに選別済みの棕櫚皮を山積みし、1枚1枚を再度チェック・吟味しながら複数枚を重ね、パーツとなる玉(束)をこしらえます。 玉(束)を棕櫚箒の形に組み立てる「箒を合わせる」…

竹に穴=竹喰い虫かもしれません
以前ご報告した柄竹の交換修理で、こちらで竹喰い虫とよんでいる、竹の内側の白い部分を食べてしまう虫によって箒の柄竹が折れたり割れたりする事例(修理2例:2018.10.12、2019.1.5)。 今日は黒竹の選別作業中に、…

棕櫚箒-皮荒神箒3玉共柄の製作
【棕櫚箒】皮荒神箒3玉共柄の3サイズ(大・中・小)を製作。「共柄(ともえ)」という箒は、持ち手に棒(黒竹柄やヒノキ柄)を付けない形の箒のことで、箒の穂先から持ち手までつながった棕櫚で出来ています。

棕櫚箒-皮荒神箒3玉/黒竹柄を作る
短い黒竹柄を付けた【棕櫚箒】皮荒神箒3玉の製作。卓上用等の手元の掃除に使いやすいサイズの棕櫚小箒です。 荒神箒・小箒の製法は、大きなサイズの長柄箒や片手箒と基本的には同じですが、原料の棕櫚皮が異なります。皮荒神箒の原料は…

棕櫚箒-本鬼毛9玉長柄箒を合わせる
引き続き、バラバラに製作してきた棕櫚本鬼毛の玉(束)を【棕櫚箒】本鬼毛9玉長柄箒の形に組み立てる「箒を合わせる」工程。 蝋引き麻糸や棕櫚皮で持ち手の柄と棕櫚の境界部分「柄付け(えづけ)の意匠」をこしらえ、銅鋲や真鍮釘を打…

棕櫚箒-本鬼毛9玉長柄箒を合わせる
引き続き、バラバラに製作してきた棕櫚本鬼毛の玉(束)を【棕櫚箒】本鬼毛9玉長柄箒の形に組み立てる「箒を合わせる」工程。まず長柄箒中央の玉になる、黒竹柄を付けた「柄付けの玉(えづけのたま)」をこしらえコウガイ(太い竹串) …

棕櫚箒-本鬼毛箒の原料になる本鬼毛の選別
引き続き【棕櫚箒】本鬼毛9玉長柄箒作り。他の玉(束)をこしらえるための原料となる本鬼毛・タチケがまだ足りませんので選別していきます。あらかじめ毛ごしらえを済ませて自然乾燥させた「選別していない棕櫚繊維(=タイシ)」束の中…