昨日、知人から桐箪笥を譲り受けたので、工房に設置しました。以前は原料の保管に段ボール箱も使っていたのですが、木箱、特に桐箱が中身が湿気ずに良かったので、いずれはたくさんの桐箱か桐箪笥があるといいかもしれない、と思っていま…
年: 2017

皮手箒(片手箒)を合わせる
昨日から棕櫚皮の選別をして、幸いなことに良質な皮が何枚か見つかりました。必要な枚数の棕櫚皮が揃ったので、バラバラに作ってきたパーツ・玉(束)を完成品の片手箒の形に組み立てる「箒を合わせる」工程へ移ります。 まず、持ち手に…

引き続き皮箒の自然乾燥と皮の選別等
引き続き皮7玉長柄箒を天日干しにて自然乾燥。逆さに立てた状態で芯までほぼ乾燥させたら、今度は吊るして乾かします。逆さに干して広がってしまっていた穂先が、しばらく吊るすと落ち着いてまとまってきます。 他には、また思うような…

ANA機内上映番組「SKY EYE~和歌山編」(動画のご案内)
このブログでは写真ばかりの掲載ですが、この度、ANA機内上映番組「SKY EYE~空からのメッセージ~和歌山編」(動画)の中で、「【棕櫚箒】本鬼毛11玉長柄箒」製作の様子を昨年取材してくださったものがweb上でも閲覧可能…

皮片手箒の玉作りなど
引き続き皮5玉手箒・特選の玉作り。他に、ここ数日は空気が乾燥していたので、以前に伐採済みの孟宗竹(コウガイ用)を鋸で引いたり、保管場所の整理をしました。工房が狭いので物の置き場所に悩みます。やってみて初めて分かりましたが…

皮箒の自然乾燥
棕櫚箒の仕上げ乾燥方法は、自然乾燥です。皮箒は天地を返して天日干した後、さらに吊るして自然乾燥します。鬼毛箒の乾燥方法は皮箒とは異なり、日光に当たらないよう屋内で自然乾燥します。 師匠がしていたように、箒を逆さに立てるた…

皮箒の玉に蝋引き麻糸を巻く
皮5玉手箒・特選の玉作り。蝋引き麻糸を巻き締めて玉を作っていきます。

皮長柄箒に熊手をかける→箒を磨く工程
皮7玉長柄箒の穂先を捌く(さばく)「熊手をかける」工程。穂先を濡らして毛捌き機(輪転機)で少し繊維をほぐした後、まず大きなサイズの熊手を使ってザクザク捌いていきます。 次に中くらいのサイズの熊手を使い繊維をほぐしていきま…

皮長柄箒を合わせる
皮7玉長柄箒のパーツとなる玉(束)が出来たら、完成品の箒の形に組み立てる「箒を合わせる」工程に移ります。順番に玉をコウガイ(竹串)に通し固定します。

引き続き皮7玉長柄箒作り
皮7玉長柄箒の玉(束)を作るために、カットして重ねた棕櫚皮を丸めて整えているところ。先日、棕櫚皮の最初に切り落とす硬い部分は「カッパ」とよばれている、とご紹介しましたが、カッパの反対側の端(矢印のあたり)の名称は「スエケ…

皮7玉長柄箒の玉作りと皮の選別
引き続き皮7玉長柄箒の玉作り。事前にざっと選別して用意していた棕櫚皮ですが、実際に玉作りをはじめ、個々の棕櫚皮を細かくチェックしながら作り進めると、僅かな刃物傷などの傷みがある皮が多数見つかります。 近年入荷する棕櫚皮原…

皮7玉長柄箒の玉作り
棕櫚皮7玉長柄箒の玉(束)を作ります。 棕櫚皮は1枚ごとそれぞれに個性があり、色や質感・厚みなどが異なります。母体となった棕櫚木の性質や、育った場所や環境の違いが個性になるそうです。別の木から剥かれた棕櫚皮でも、1本の箒…