小箒・荒神箒用の柄竹を切り揃えます。画像下に写っているのは小箒・荒神箒用の棕櫚皮原料「マクリ」です。 私の棕櫚箒は受注製作なので、持ち手・柄は箒を1本作るたびにその都度1本ずつ鋸で引いて用意する事が多いのですが、小箒・荒…
年: 2017

棕櫚皮荒神箒を作る
仕上げ乾燥中の棕櫚皮荒神箒。棕櫚皮箒の穂先は、水で濡らしてから繊維状にさばく(ほぐす)ので、このように立てかけたり吊るしたりして仕上げ乾燥させます。 黒竹柄を付けた皮荒神箒3玉作り。画像右にたくさん写っているのが、小箒・…

本鬼毛長柄箒の柄付けの意匠
引き続き本鬼毛9玉長柄箒作り「箒を合わせる」工程。持ち手の柄と棕櫚の境界部分を仕上げます。ここを「柄付け(えづけ)の意匠」とよんでいます。 柄付けの意匠は銅線と糸や棕櫚皮を組み合わせて、棕櫚鬼毛の切断面・小口や竹のクサビ…

本鬼毛荒神箒を作る
短めの黒竹柄を付けた本鬼毛荒神箒5玉トサカ型を作ります。卓上用等の手元の掃除に使いやすいサイズの棕櫚小箒です。 小さいながらも本鬼毛長柄箒と同じ原料(手で1本ずつ抜き集めた本鬼毛・タチケ)・同じ技法を用いた本格的な棕櫚箒…

本鬼毛箒の玉作りと鬼毛選別
引き続き本鬼毛9玉長柄箒作り。棕櫚箒のパーツ・玉(束)作り。 画像左中央の銅製塵取りに入っているのが、棕櫚繊維束の中から手で1本ずつ選び出した本物の鬼毛(本鬼毛・タチケ)です。塵取りに入っているのは特に長く上質な鬼毛で、…

本鬼毛箒の玉に足巻きをする
引き続き本鬼毛9玉長柄箒作り。玉(束)に一定の間隔で硬く銅線を巻き強度を高める「足巻き(あしまき)」をします。 足巻きは、棕櫚箒の持ち手(柄)と玉(束)をがっちり固定し、箒を丈夫で長持ちさせる役割があります。

本鬼毛9玉長柄箒を合わせる
引き続き本鬼毛9玉長柄箒作り。棕櫚繊維束から本物の鬼毛(本鬼毛・タチケ)を1本ずつ手で抜き集めるところからはじめ、時間をかけてバラバラに製作してきたパーツ・玉(束)を、完成品の棕櫚箒の形に組み立てる「箒を合わせる」工程に…

本鬼毛長柄箒の耳玉を作る
引き続き鬼毛の選別作業と本鬼毛9玉長柄箒の玉作り。 長柄箒の左右の一番端に付く厚く太い玉(束)「耳玉(みみだま)」をこしらえます。 本鬼毛箒の玉(束)は、あらかじめ1本ずつ手選別した鬼毛(本鬼毛・タチケ)を幾層か重ね、芯…

鬼毛(本鬼毛・タチケ)の選別
本鬼毛箒の玉(束)作りをするために、左手で持っている鬼毛箒用原料の棕櫚繊維「タイシ(棕櫚皮をほぐした状態の、未選別の棕櫚繊維)」の中から、本物の鬼毛(本鬼毛・タチケ)を手で1本ずつ選別し揃えていく工程。鬼毛(本鬼毛・タチ…

棕櫚箒の持ち手(柄)と足巻きの接合部
先日、持ち手(柄)と「足巻き」の接合部は箒の構造上「要(かなめ)」と書いたのですが、具体的にどの部分の事かといいますと、上記画像の丸印と太い矢印で印した部分です。(画像は製作途中の棕櫚本鬼毛箒) 長くご愛用いただける丈夫…

本鬼毛箒の玉に足巻きをする
引き続き本鬼毛・タチケの選別をしながら本鬼毛9玉長柄箒作り。玉に「足巻き(あしまき)」をします。 足巻きに注目して棕櫚箒を見たことのある方は少ないかもしれないのですが、足巻きは箒の構造上「要(かなめ)」といえる部分で、棕…

本鬼毛9玉長柄箒の玉作り
昨日午後から本鬼毛9玉長柄箒作りをしています。別種の棕櫚箒製作の合間に日々こつこつ選別してためておいた本鬼毛・タチケを、玉(束)にしていきます。玉にする前に、箒穂先がきちんと床に当たるように、また繊維の質の良い部分が生き…