引き続き「皮5玉手箒・上(じょう)」作り。いつもは主に大人用の棕櫚箒を作っていますが、今日から製作しているのは「6歳以下の子が使う」とご依頼いただいた棕櫚箒なので、改めて色々考えながら製作していきます。 元々「皮5玉手箒…
年: 2017

皮5玉手箒の穂先を捌く
完成品の棕櫚皮手箒の形に組み合わせたら、穂先・床に当たる部分をほぐし自然乾燥させる工程に移ります。棕櫚皮箒の穂先をほぐし繊維状にすることを「捌く(さばく)」といいます。 画像1枚目の左が穂先をほぐす前の皮手箒、右が穂先を…

皮5玉手箒を合わせる
引き続き「皮5玉手箒・上(じょう)」の玉作りと、完成品の棕櫚箒の形に組み立てる「箒を合わせる」工程。 パーツとなる玉(束)をコウガイ(竹串)に順番に刺し、黒竹柄に銅線で巻いて固定していきます。 すべての玉を通し終えたら、…

皮5玉手箒の玉作り
「皮5玉手箒・上(じょう)」の玉作り。棕櫚皮を鋏で切り、重ねて束ねていきます。この段階では箒の穂先になる部分は、まだ繊維状にはほぐれていません。皮箒の穂先は後の工程でほぐし捌き(さばき)ます。 棕櫚皮箒は、あらかじめ選別…

黒竹の選別と下準備・コウガイ削り
棕櫚の手箒・片手箒を作るために、持ち手となる黒竹とコウガイ(竹串)を準備します。 黒竹は約2m長さで入荷します。選別し、必要な長さに鋸で引いて切断し、節を削り、面取りしておきます。 コウガイ(竹串)は箒の種類・幅ごとに長…

棕櫚皮の選別
まだ本鬼毛11玉長柄箒作りの途中ですが、今日は棕櫚皮を選別します。これらは地元の問屋さんが特別に仕入れてくださった上質な棕櫚皮なので、選別作業にもつい力が入ります。質やサイズ・使い道ごとに分けながら積み上げていきます。 …

本鬼毛長柄箒の玉作りと鬼毛の選別
引き続き本鬼毛11玉長柄箒の玉(束)作り。鬼毛(本鬼毛・タチケ)の選別をしながら玉を作っていきます。 今年は日誌のようなブログを書きはじめて改めて、毎日同じような仕事をしているなあ、と実感しているところです。何年経っても…

本鬼毛長柄箒の玉作り
本鬼毛11玉長柄箒の玉作り。先日から作ってきた「鬼毛箒(タイシ箒)11玉長柄箒」と一緒にご依頼いただいた本鬼毛11玉長柄箒なので、きちんと揃うように双方を同時進行で作ります。

鬼毛箒(タイシ箒)の玉作り
引き続き鬼毛箒(タイシ箒)11玉長柄箒作り。パーツとなる玉(束)を作ります。これらは「小玉(しょうだま)」という玉です。 各小玉に足巻きをしていきます。11玉長柄箒なので小玉を8つ作ります。 棕櫚箒作りは師匠から受け継い…

鬼毛箒の修理・修繕とコウガイ削り
鬼毛箒(他社製)の修理をしました。棕櫚鬼毛9玉長柄箒(タイシ箒)の竹柄が虫食いのため折れてしまったとのことで、竹柄の差し替えができないかとのご相談でした。画像1枚目のように、棕櫚箒を分解したバラバラの棕櫚の玉(束)の状態…

鬼毛選別と鬼毛箒(タイシ箒)の玉作り
本鬼毛箒の原料になる鬼毛(本鬼毛・タチケ)の選別。未選別の棕櫚繊維束の中から本物の鬼毛を1本ずつ選び出し、長さ・質により数種類に分類しながら集め揃えていきます。本鬼毛箒1本分の鬼毛の選別をするにはとても時間がかかりますの…

本鬼毛箒の玉に足巻きをする
本鬼毛9玉長柄箒の玉(束)作り。各玉に「足巻き」をします。足巻きの銅線を巻き終えたら、作業台に固定してある鉄板の上に乗せ、玄翁で叩いて平らに潰し形を整えます。 画像上部に写っている太針は「クジリ(千枚通し)」。クジリは、…