【棕櫚箒】本鬼毛7玉長柄箒のパーツとなる玉(束)作りと、原料となる本物の鬼毛(本鬼毛・タチケ)を1本ずつ選別し分類する工程。
年: 2017

棕櫚箒-黒竹柄を切り穴をあける
長柄箒用の黒竹柄の下準備。2m材で仕入れた黒竹の良い部分を規定寸法に切り、余分な節などを削り、先端に穴をあけます。この穴は後でコウガイ(竹串)を通すための穴です。 下の画像は穴が真っ直ぐ貫通していることが分かるように、仮…

棕櫚箒-本鬼毛荒神箒5玉を作る
引き続き、【棕櫚箒】本鬼毛荒神箒5玉トサカ型を作ります。 短めの黒竹柄を付けた卓上タイプに続き、同型で少し長い黒竹柄を付けた全長50cm程の「本鬼毛5玉小手箒[階段箒]」を作ります。 小手箒と本鬼毛荒神箒5玉トサカ型(短…

棕櫚箒-本鬼毛荒神箒5玉を作る
短めの黒竹柄を付けた本鬼毛荒神箒5玉トサカ型を作ります。卓上用等の手元の掃除に使いやすいサイズの棕櫚小箒です。本鬼毛長柄箒と同じ原料(手で1本ずつ抜き集めた本鬼毛・タチケ)・同じ技法で製作します。 「トサカ型」は、形が鶏…

棕櫚箒-本鬼毛9玉長柄箒を合わせる工程等
引き続き、【棕櫚箒】本鬼毛9玉長柄箒作りと鬼毛(本鬼毛・タチケ)の選別。今日は、パーツとなる玉(束)を棕櫚箒の形に組み立てる「箒を合わせる」工程へ移ります。 その前に、コウガイ(竹串)を作ります。規定の長さに鋸で切った孟…

棕櫚箒-本鬼毛9玉長柄箒の玉作りと鬼毛の選別
引き続き、【棕櫚箒】本鬼毛9玉長柄箒作り。パーツとなる玉(束)作りと鬼毛(本鬼毛・タチケ)の選別工程。「足巻き(あしまき)」とよばれている部分を作ります。銅線を等間隔にきつく巻き、玄能で叩いて形を整えます。

棕櫚箒-本鬼毛9玉長柄箒の玉作りと鬼毛の選別
引き続き、【棕櫚箒】本鬼毛9玉長柄箒作り。棕櫚繊維束の中から本物の鬼毛(本鬼毛・タチケ)を1本ずつ抜き集め、その鬼毛を幾層か重ねて縛り、パーツとなる玉(束)を作ります。玉作りと鬼毛の選別を交互に繰り返していきます。

棕櫚箒-本鬼毛9玉長柄箒を磨く
引き続き、【棕櫚箒】本鬼毛9玉長柄箒作り。本鬼毛長柄箒の仕上げ工程のひとつ、本鬼毛製の仕上げブラシを使って「箒を磨く」工程。 穂先を水で濡らし、画像左上の熊手で梳いて繊維を整え、穂先を切り揃えたら、仕上げブラシで箒を撫で…

昔の棕櫚箒(江戸時代)9-「武家煤払の図」/19世紀/喜多川歌麿 画
江戸時代の棕櫚箒をご紹介します。先日は江戸時代(19世紀)の喜多川歌麿画「武家煤払の図」5枚1組のうちの3枚目に描かれた棕櫚箒をご紹介しましたが、今日は、同じ絵の5枚1組のうちの5枚目に描かれた棕櫚箒です。 大掃除中の女…

棕櫚箒-本鬼毛9玉長柄箒の玉作りと鬼毛の選別
引き続き、【棕櫚箒】本鬼毛9玉長柄箒作り。鬼毛(本鬼毛・タチケ)の選別と玉(束)作りを交互にしていきます。 日中の室温30度を超える日が多くなってきました。棕櫚箒の製作現場では棕櫚の微細な粉塵が多量に舞うため(棕櫚粉はシ…

棕櫚箒-本鬼毛9玉長柄箒の玉に足巻きをする
引き続き、【棕櫚箒】本鬼毛9玉長柄箒作り。玉(束)作りと鬼毛(本鬼毛・タチケ)の選別工程。 「足巻き(あしまき)」という部分を作るために、クジリ(千枚通し)を使って玉表層の鬼毛を1~2本ずつすくっていきます。 足巻きの良…

棕櫚箒-本鬼毛9玉長柄箒の玉作りと鬼毛の選別
引き続き、【棕櫚箒】本鬼毛9玉長柄箒作り。あらかじめ毛ごしらえした未選別の棕櫚繊維(タイシ)の中から、本物の鬼毛(本鬼毛・タチケ)を1本ずつ抜き集め、長さや質ごとに分類しながら揃えていきます。鬼毛がある程度の量になったら…